Elsaの技術日記(徒然なるままに)

主に自分で作ったアプリとかの報告・日記を記載

MENU

ジョブ型雇用で日本の働き方が変わるのか?

最近コロナウィルスが影響でテレワークや時差出勤など働き方が変わっていますね。
私の会社でもテレワークが推進されて半年が経とうとしております。


そんな中、日立や資生堂富士通などの大手企業が「ジョブ型雇用」を導入しましたね。

■ジョブ型雇用とは?

従業員に対して職務内容を明確に定義し、労働時間ではなく成果で評価する雇用制度のこと
欧米諸国で広く普及している。


対比で用いられる雇用形態として「メンバーシップ型雇用」です。

■メンバーシップ型雇用

職務内容や勤務地を限定せず、スキルよりも会社に合う人材を雇用する制度のこと



ジョブ型雇用、、、
何となく意味は分かっていましたが、今回を機に特徴やメリット、デメリットについて調べたのでまとめておこうと思います。

■ジョブ型雇用の特徴

参考にさせて頂いたサイトにジョブ型雇用の特徴がまとめられておりました。
f:id:Elsammit:20200731223741p:plain
※参考:https://sogyotecho.jp/jobgatakoyou/



他にも、、、
・職務内容が職務記述書(ジョブディスクリプション)に則って行われる
 ⇒該当ポジションの職務内容・職務の目的・必要スキルなどが明確

・基本的に異動・転勤がない

・業務成果に応じた給与

・人材の流動性が高い


などの特徴があるようです。

■ジョブ型雇用のメリット

・専門性の高い人材を採用できる。専門分野の人材を育てていきやすい
・専門職の仕事に集中しやすいため、スキルを磨きやすく自分の得意分野・学んでいきたい分野に集中しやすい

■ジョブ型雇用のデメリット

・業務内容によっては、仕事がなくなる = 解雇になる可能性がある
・職務記述書に記載のない業務を任せられないため、会社都合で人材の配置換えが行えない
・組織の柔軟性が損なわれる

■なぜ広まりを見せたのか?

今までのメンバーシップ雇用や働き方の場合、労働時間に応じて給与を支払うという考えが主流であり、従業員を管理・評価することになります。
要するに、「君、いつも頑張ってるから給料奮発しちゃうよ!」って感じですかね?


しかしながら、昨今のコロナウィルスの影響でテレワークや時差出勤が主流になってきてしまい、今までのような管理・評価のやり方が通じなくなってしまいました。
今までのように「頑張っている子がだれで、サボっている子がだれか」監視できなくなってしまったので、甲乙つけられない!!ということでしょうね。


さらに、デジタル変革(DX)が加速度的に進んでいる現在で、DXを主導できる優秀なIT人材を自社で育成することが難しくなっていることも要因のようです。
「デジタルの時代に日本企業が生き残る上で、極めて重要な取り組み」のようです!!


■個人的な思い

ここまで書いてみて思ったけど、、、日本で通用していくのかな???と思ったのが本音です。



今まで終身雇用や年功序列制度などの制度や働き方により、
会社に入るとレールの上を走る機関車のように働けていたのに、急にレールが取り外されるってことですよね??
急に、「明日からジョブ型雇用にするから働き方変えて!!」と言われて柔軟に対応できる人、少ないと思います。



会社に入るといつかは昇進し給料が上がることを餌に若い頃より滅私奉公してきた世代はどう考えるでしょうか??
管理・評価する立場が上で書いた世代となっているため、まずはそこの意識改革が必要になってくるかと思います。



また、中小やベンチャー企業は従業員が限られているので、掛け持ちで業務を行うことが多くなります。
ベンチャーの場合には行う事業も流動的になってしまいがちなので、業務が大きく変わる可能性もあります。
このような条件下でジョブ型雇用が行えるのか??疑問が残ります。


さらにさらに、新卒一括採用を扱いがどうなるのか?も大いに疑問です。



どうしても課題が大きくかつ、多いので、
コロナウィルス起因の一過性の考え、 or ある一部の雇用形態で終わってしまう気がしてならないです。。。
日本全体に広がるのはまだまだ先の話。。。な気がしている今日この頃。



個人的には会社・企業の中でどう立ち回るかしか考えられない今の形態より、より広く物事を考え、
自分の方向性を考え、自ら選択しながら働けるジョブ型には大変興味を持ちます。